木造蔵ハウス
ダム建設予定地に取り残されていた築100年近い古い蔵を移築再生した木造ハウスです。
柱や梁・直階段はそのまま利用。
壁や床は漆喰や塗装した杉板などで新しく張り替え、キッチン・風呂・トイレなどの設備を設置しております。
また残されていた古い家具などは塗装し直し磨き上げ再利用しています。
間取:1階(1LDK・トイレ・風呂)2階(1R)
竣工:2020年3月
柱や梁・直階段はそのまま利用。
壁や床は漆喰や塗装した杉板などで新しく張り替え、キッチン・風呂・トイレなどの設備を設置しております。
また残されていた古い家具などは塗装し直し磨き上げ再利用しています。
間取:1階(1LDK・トイレ・風呂)2階(1R)
竣工:2020年3月
古きに与りて、新しきを為す
情趣溢れた再生蔵ハウス
玄関の庇には、お寺に使われていた龍の彫物を彩色仕上げし修復して再利用。
約80年前の蔵戸を修復して使用。 風格ある扉になっています。
玄関土間には飛び石と玉砂利が敷かれ、扉を開けた右手奥には手水鉢があり風情ある入り口になっています。
1階は畳が敷かれ、大きな一枚板の座卓に、 地窓から流れ込んでくる空気が涼しい空間です。
浴室に続く扉。お寺で使用しなくなった扉を赤漆で塗装し修復しています。
エアコンは漆で金箔に仕上げて、趣深い空間を損なわないようにしています。
電気のスイッチもエアコンと同じように漆で仕上げています。部屋の壁に合わせて赤漆や黒漆を使い分けています。
扉の隣には蔵や古い民家に残されていた階段箪笥と横木を修復し、設置しております。
壁は黒漆で塗装して浮造りし、木目を強調させた杉板で板張りしています。
階段は移築前から残っていた階段を修復して活用。蹴上がないので2階からの光が1階にも届き広く感じます。
2階は1階と雰囲気を変えて、焼き杉に赤漆を塗った浮造りの木材を板張りをしております。
エアコンも2階の壁に合わせて赤漆塗りに金の絵柄を足して仕上げています。
修復して磨き塗装した箪笥や金庫。 古いものでは100年以上前のものもあります。
2階天井は板を貼らず、立派な棟木をと垂木を見せて広く落ち着いた空間になっています。